Mindfulness

目次

What is mindfulness?

 仏教が始まり、3000年前から行われている禅や瞑想を元に考えられた心理療法の一つです。現在はGoogleやAppleなど世界で活躍している企業の研修などでも活用されている心を落ち着かせ、客観的な視点を養う為の効果的な対処です。

 マインドフルネスはマサチューセッツ大学医学大学院教授であるジョン・カバット・ジンが宗教性を排除して心の治療に応用させました。マインドフルネスの定義は以下の通りです。

「ある特定の方法で自分の体験(考えたこと)に対して客観的に注意を向けること。そして意図的に,いまこの瞬間に,判断することなく注意をむけること」

 注意を向ける事柄に対し、それを評価したり価値判断をするのではなく、自分が感じている感覚や体験、考えていることなどを観察して気付くことを指します。そしてさらに、、、、

「すべてのことを迎え入れ、それをあるがままにしておく」

、、、ということを目指していきます。何が起きているかを観察した上でそれをそのままにしておきます。
 人は考えてしまうからこそ様々な感情が出てきてしまい、その結果必要の無いストレスを抱えてしまうことが大半です。そんなついつい考えてしまう自分自身をコントロールすることがポイントです。

価値判断とは?

 具体的に価値判断をしてしまったりついつい考えてしまうこととはどんなことでしょうか?こちらに具体例を使ってそれを説明します。

【例】
 大抵の人は文章に書かれているで書かれている文字や言葉を「見やすくするため」「より注目してもらうため」という意味を持っていると考えます。
 しかし、もし過去に交通事故にあって大怪我をした人が赤い文字や言葉を見たらどう思うでしょうか?

「赤。。。怪我した時の血も同じ色だったな。。。」
「あの時の事故はすごく痛くて怖かったな。。。」
「血が出てパニックになってた。。またあんな思いしたくないな。。。赤いものはもう見たくない。。」

という風に、交通事故で辛い思いをした人は今後、赤色のものを”怖いもの”として見方を変えてしまうかもしれません。

 なぜこの方は赤色にそのような反応をしてしまったのでしょうか?それはこの人が「赤色」という概念を自分の体験を通して見てしまっているからです。これがその人にとっての「価値判断」「評価」となっているからです。

 マインドフルネスではこのようは価値判断を辞めて、ただの「事実」だけをあるがままに見よう!というのが目的となっています。

研究で分かっている効果

実際にマインドフルネスは様々な研究が行われており、あらゆることに効果があると分かっています。以下がいくつかの例です。

【効果】
ストレス解消、集中力改善、リラックス効果、怒りを鎮める、自己コントロール力向上、他者への共感を高める、高血圧改善、慢性疼痛改善、頭痛改善など

http://www.sekisoken.co.jp/wp-content/uploads/2018/06/report201806_1.pdf


マインドフルネスにやり方

 マインドフルネスのやり方と書きましたが、正式には「マインドフルネスな状態」になる方法です。分かりやすく書かせて頂きました。

その方法の代表的なものは以下の通りです

  • マインドフルネス瞑想(呼吸法)
  • ボディスキャン
  • レーズンエクササイズ
  • 日常瞑想訓練

 オススメのマインドフルネスの入門としてはマインドフルネス瞑想(呼吸法)がやりやすいと思います。呼吸や思考の状態に意識を向けて「今、ここに」気付くための訓練となっています。とてもシンプルなやり方なので誰でも、どこでも、いつでも出来る方法です。

マインドフルネスを体験されたい方

 マインドフルネスについて学びたい方、マインドフルネスな状態を実際に体験したい方にはレッスンを設けておりますのでお問い合わせ下さい。臨床心理士による指導で決まった手順に沿って取り組んで頂くだけで、30分ほどで身に付けることが出来ます。

お問い合わせはHere

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